自社株買いについて
会社が利益を株主に還元する時、3つの方法があります。2つは良くご存知かと思いますが、配当と優待です。
配当は日本の会社で年に1回、アメリカの会社は年に4回が一般的。日本の場合やお米券やクオカード、自社製品などの優待もあります。
1.配当(増配)
2.株主優待
3.自社株買い
この他に隠れた優待として、株主総会でのお土産を目当てで参加する人もいるようです。
3つめに自社株買いという方法があります。企業が自社の株を市場から買う事で総発行数を減らします。
株の数が減るのでそれまで持っていた人は持っているだけで1株当りの価値が上がる事になります。
例えば100株発行されている会社のうちの1株を持っていたとします。その企業は自社株買いをくりかえして5年に発行数が50になりました。
1/100だけもっていた株が保有しているだけで1/50の価値になったという事です。
この自社株買いを毎年行っている企業をウォーレン・バフェットは好みます。1株毎の利益率は上がり、株価も上昇させる効果があります。
自社株買いをする企業=株主の事をよく考えている。株主へ還元する意思があると考えられます。
自社株買いを細かく分けると2つのパターンがあります。1つは自社株買いをした後消却して発行株式を減らす方法。これが一番多いです。
もうひとつは自社でしばらく保有し、その後で売却する方法。この方法は発行株式が減りません。金庫株と言われています。
一株当りの利益は自己株式を引いて計算されるので、金庫株でも一株当りの利益は上がりますが、売却された時点でその効果を失います。
証券取引所の資料で自己株式の処理集計が見られますので、これを見ると自社株買いをした後、消却されているか売却されているか分ります。
また、企業が自己株式をどの程度保有しているか見るには、会社四季報の大株主欄からわかります。
日本の企業ではキヤノンが自社株買いよくする企業として有名です。株価が高くなりすぎてない限り自社株買いを行っています。
自社の株を買うという事は将来性がある自信の表れともとれます。
株主にとって一番の投資判断は会社の将来性、成長力です。
自社株買いはEPSやROEを定期的に上昇させる事ができ、これを判断する上でも自社株買いが重要な項目になりそうです。
まとめ
・単発では無く定期的に自社株買いをしているか。
・自己株式をしっかり消却しているか確認する。
・しっかり消却している場合は長期的な株価の上昇が期待できる。